研究所及びミュージアムの案内

生野の町から国道429号を青垣方面に車で約30分、大きなカーブの対岸に旧黒川小中学校が見えてきます。そこがNPO法人日本ハンザキ研究所であり、また「あんこうミュージアムセンター」でもあります。

anmu1

 

研究所のある生野町黒川地域は、朝来群山県立自然公園の一部であり、自然が「まるごとミュージアム」と考えられます。そして、この地市川上流に多く生息するオオサンショウウオ(当地の方言「あんこう」)にちなんで、全地域を「あんこうミュージアム」と呼んでいます。

anmu2


図  ハンザキ研究所とあんこうミュージアムセンター

以下に代表的な施設などの概要について説明します。

<1>研究室・調査用具

オオサンショウウオの調査・研究では、実際に、夜間に行動観察を継続して実施しています。定期的に個体を採捕し、個体の変化を観察し計測 を行います。かつては、模様や体の特徴が個体識別の方法でしたが、今日ではマイクロチップを埋め込んでいます。確認はチップを読み取ることによって識別し、データ計測後に過去のデータと比較検討することによって、その行動・寿命など謎の解明に取り組んでいます。


マイクロチップと読み取り機

<2>研究資料・雑誌・図書など

栃本所長が蓄積された膨大な量の研究の成果、蒐集された動植物の図書などが所狭しと整理されています。


図書、資料室  

 

<3>展示室・オオサンショウウオなどの写真パネル

今日まで撮影されたオオサンショウウオなどの写真をパネルにして展示してあります。中には大変貴重なものや珍しいものもあります。


写真パネル

 

<4>展示室・全国のオオサンショウウオ民芸品の展示

とてもユニークなものとして、全国のオオサンショウウオグッズをほぼ全品取り揃えていることです。マニアにとっては垂唾の逸品(?)も見られるのではないでしょうか。


オオサンショウウオグッズ展示コーナー

<5>ミニ・ホール

以前の体育館に、閉校前使用されていた机と椅子、展示パネルを並べました。、イベント時のレクチャーなどに利用しています。


100名収容可能です

 

<6> 朝来市河川ステーション(人工産卵巣穴観察施設)

朝来市が、財団法人リバーフロント整備センターの助成を受け、兵庫県八鹿土木の協力を得て完成した、オオサンショウウオ人工巣穴と水辺ふれあい施設です。水辺の体験学習や栃本所長の講義を聞くことのできる屋外施設です。


人工産卵巣穴観察施設

<7> オオサンショウウオ保護センター(オオサンショウウオ一時保護施設)

兵庫県八鹿土木事務所が河川工事に伴い、プールを利用して、オオサンショウウオの一時飼育施設に改修したものです。将来は、「兵庫県オオサンショウウオ保護センター」として、一時飼育、繁殖、保護の施設とする計画です。


オオサンショウウオ一時飼育施設  


飼育中のオオサンショウウオ

<8> ミニ・アクアリウム

オオサンショウウオを一時保護しているプールの側の建物を利用して、ミニ・アクアリウムができています。そこには、周辺の水生動物が飼育展示されています。


水槽の中を探す見学者  


オオサンショウウオ幼生


Back to top of page